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執筆者の写真Sonoha

【FX】スイング?デイトレ?初心者におすすめのトレードスタイルとは

更新日:2021年8月3日


取引スタイル

皆さんこんにちは。

SaihanaFXのSonohaです。


今回は、スイングトレード・デイトレード・スキャルピングの違いと、FX初心者におすすめのトレードスタイルについて解説していきます。

 

トレードスタイルの考え方・決め方

結論から申し上げると、初心者におすすめなのは「スイングトレード」です。

なぜスイングトレードがおすすめなのか、そもそもトレードスタイルとはどのように決めれば良いのか、まずはそこから確認していきましょう。

(結論だけ詳しく知りたい方は読み飛ばしてください。)


トレードスタイルとは、「どれくらいの期間を目途にトレードを行うか」ということに注目したトレード方法の分類です。

一般的に期間が長ければ長いほど、1回の取引で獲得する値幅(PIPS)も大きいので、「どれくらいの値幅を目途にトレードを行うか」とも言い換えられます。

誰しもがどんなトレードスタイルでも等しく取引できるわけではなく、どのトレードスタイルで最良のパフォーマンスを出せるかは人によって異なります。

ゆえに、トレードスタイルの選択はそのまま損益の大きさに繋がってくるのです。


トレードスタイルを選択する際のポイントは以下の通りです。

  • 生活スタイル

  • 性格

  • 戦略・資金効率

順番に解説していきます。

 

生活スタイルとトレードスタイル

人それぞれ、相場を観察できる時間、トレードに費やせる時間、FXの勉強に充てられる時間が異なると思います。

人によっては専業トレーダーとして一日中チャートを眺めていられるかもしれませんし、人によっては本業の合間の通退勤時間や休憩時間にちょこっと取引を行うだけかもしれません。


時間をかけられる人であれば、分析にじっくり時間を使うことができるのでゆったりと長期目線でトレードするのも良し、逆に毎分毎秒の値動きをしっかりチェックするすることもできるので短期トレードでバシバシ稼ぐのも良し、どんな時間の使い方をしたいかによってきます。

また、あまり時間をかけられない人であれば、何度でもチャンスが巡ってくる短期トレードで細かく利益を狙うのも良し、逆にゆっくりと価格が変化していくので張り付きで観察する必要のない長期トレードで利益を積み重ねるのも良し、やはりどんな時間の使い方をしたいかによってきます。


自分の生活スタイルの中で、どんなタイミングにどんな取引を行いたいかが重要ということですね。

 

性格とトレードスタイル

短期トレードの方がより瞬発力と集中力が必要になります。

  • キレがある

  • せっかち

  • 短期決戦

  • 行動力がある

  • 反射神経が良い

  • 一点集中

  • 勝負師

  • 迷わない

これらに当てはまる人は、短期トレードに向いている可能性があります。


逆に、長期トレードは忍耐力と計画性が重要になってきます。

  • のんびりじっくり

  • 我慢強い

  • 分析・計画

  • 熟考

  • ルールに忠実

  • 肝が据わっている

  • 信念を貫く

  • 揺らがない

これらに当てはまる人は、長期トレードに向いている可能性があります。

 

戦略・資金効率とトレードスタイル

何のためにFXをやるのかといえば、それは「お金を稼ぐため」です。

手元の資金を増やしていく戦略によって、向いているトレードスタイルが異なります。


よくあるのは、短期間で一攫千金を狙うパターン。

短期間で一気に資金を増やすためには、資金の回転効率を上げる必要があります。資金の回転効率が高いのは短期トレードです。

1ポジション持つとその分の証拠金が必要になるので、lot数にもよりますがポジションを乱立させることはできません。短期トレードであれば、エントリーからゴールまでの期間が短いことで次々とトレードを行うことができるので、FX口座内の資金が使えない時間が少なく済み資金の回転効率が上がります。

ただし、エントリーからゴールまでの期間が短いということはすなわち獲得値幅も小さいので、その分スプレッドの影響を大きく受けます。


もうひとつは、長期間で総資金拡大を狙うパターン。

長期目線で資金が増えれば良いのであれば、焦って資金を回す必要はありません。また、資金管理法次第では、勝率すら追い求める必要がありません。

長期トレードでは1ポジションを持ってしまうとしばらくそれに必要な証拠金が固定されてしまうので資金の回転効率こそ悪いですが、1ポジションで獲得できる値幅が短期トレードと10倍も100倍も異なるので、そもそも回転効率を考えなくても稼げるという利点があります。

少ないエントリー数、並程度の勝率、高いリスクリワードのような戦略を取れれば、FXに充てる時間は1日数分~1時間程度で、月利20%越えみたいなこと十分に実現可能です。


このあたりは「資金管理法」と密接に関わる部分なので、またの機会に詳しく解説していきます。

 

トレードスタイルの特徴

さて、それではいよいよ各トレードスタイルの特徴を見ていきましょう。

ここでは、トレード期間が短いものから順に、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードとしていますが、これらの用語の厳密な定義は存在しません。

トレーダーや証券会社それぞれが自由にこれらの名称を使っていたりするので、文脈によっては説明が異なるかもしれませんのでご注意ください。

 
トレードスタイルの特徴

スキャルピング

もっとも短期間でのトレードスタイルです。1回の取引は数秒~数分程度で行われます。

取引の際は1分1秒が大事なのでまばたき厳禁、短時間ではありますが非常に集中力が求められます。

  • 特徴

    • 1取引あたり数秒~数分程度。

    • テクニカル分析をもとに取引を行う。

    • ただし、テクニカル分析が効かない場面も多く、運要素がある。投機的。

  • メリット

    • スキマ時間で取引可能。

    • 1日に何度でもチャンスが巡ってくる。

    • 1取引あたりの損失が小さめ。

    • 資金の回転効率が良い。

  • デメリット

    • スプレッドの影響が大きい。

    • 運要素が大きい。

    • 取引回数を稼がないと利益に繋がらない。

 

デイトレード

比較的短い期間でのトレードスタイルです。1回の取引は数十分~1日程度で行われます。

デイトレードをおすすめしているトレーダーも多いですが、チャートに張り付きで相場を監視することが求められるので、兼業トレーダーには厳しいかもしれません。

  • 特徴

    • 1取引あたり数十分~1日程度。

    • おもにテクニカル分析をもとに取引を行う。

    • ただし、テクニカル分析が効かない場面もあり、運要素がある。

  • メリット

    • やり方次第で、1トレードでも大きめの利益を狙える。

    • 1週間に何度でもチャンスが巡ってくる。

    • 1取引あたりの損失が比較的小さめ。

    • 資金の回転効率が比較的良い。

  • デメリット

    • かなり定常的にチャートを監視する必要がある。

    • スプレッドの影響が比較的大きい。

    • 取引回数を稼がないと利益に繋がらない。

 

スイングトレード

比較的長い期間でのトレードスタイルです。1回の取引は数日~1週間程度で行われます。

兼業トレーダーの生活スタイルにマッチしやすいサイクルでのトレードになります。

  • 特徴

    • 1取引あたり数日~1週間程度。

    • おもにテクニカル分析をもとに取引を行う。

    • ただし、ファンダメンタルズ分析が重要な場面もある。

  • メリット

    • 1トレードで大きめの利益を狙える。

    • スプレッドの影響が小さい。

    • ずっとチャートを監視する必要はない。

  • デメリット

    • チャンスが巡ってくる数が少ない。

    • 1取引あたりの損失が比較的大きめ。

    • 資金の回転効率が比較的悪い。

 

ポジショントレード

もっとも長期間でのトレードスタイルです。1回の取引は数週間以上のスパンで行われます。

投機としてではなく投資としての為替取引なので、ファンダメンタルズ分析が非常に重要になってきます。

  • 特徴

    • 1取引あたり数週間以上。

    • テクニカル分析とファンダメンタルズ分析をもとに取引を行う。

  • メリット

    • 1トレードで大きな利益を狙える。

    • スプレッドの影響がほとんど無い。

    • ずっとチャートを監視する必要はない。

    • スワップ金利によりインカムゲインが発生する可能性がある。

  • デメリット

    • チャンスが巡ってくる数が少ない。

    • 少額から始めることは推奨されない。

    • 1取引あたりの損失が大きい。

    • スワップ金利によりインカムロスが発生する可能性がある。

 

初心者におすすめなのは、スイングトレードのみ

SaihanaFXが初心者におすすめしているトレードスタイルは、スイングトレードのみです。

デイトレードはスイングトレードに精通してから行うことを推奨しています。


そもそも初心者が急に専業トレーダーになるという選択肢はほぼ無く、本業の隙間の限られた時間でFXを勉強していき、定常的に勝てるようになって初めて専業トレーダーという選択肢が挙がってきます。(ただ、人生を豊かにするという観点から、SaihanaFXでは定常的に勝てていても専業トレーダーとなることは推奨していません。)

したがって、定常的なチャート監視が必要なデイトレードはおすすめできません。

また、運要素が大きなスキャルピングについては、戦略的に勝率を高めたりリスクリワードを良くしたりすることが困難であると考えているため、こちらもまたおすすめできません。

スイングトレードこそ、テクニカル分析がよく効くので勉強さえすれば再現性高く勝てるようになりますので、初心者におすすめのトレードスタイルだと言えます。


さらに重要なのは、先ほど挙げたスイングトレードのデメリットは、戦略によって解消可能だということです。

  • チャンスが巡ってくる数が少ない。

    • 監視通貨を増やすことで解消できます。

    • SaihanaFXでは50以上の通貨ペアを監視することで、毎週2~5回の安定したトレードを行っています。

  • 1取引あたりの損失が比較的大きめ。

    • リスクリワードを1:3以上に保つことで、損失を憂う必要がないほどの利益を得られます。

    • また、このルールに則れば、トレードの勝率が50%以下でも元本が残るという安全設計です。

  • 資金の回転効率が比較的悪い。

    • 1トレードあたりの利益が大きいので、資金効率が悪くても手元の資金は問題なく増えていきます。

    • また、指値注文と裁量による撤退を組み合わせることで、実資金以上の資金効率を実現することも可能です。

以上を踏まえ、SaihanaFXでは初心者にスイングトレードを推奨しています。

 

デイトレ・スキャル勧誘には要注意

FX関する情報を集め始めたばかりの人は、怪しげなデイトレとスキャルピングの勧誘には要注意です。

なぜなら、これにはFX口座のアフィリエイトが密接に関わってくるからです。


アフィリエイトとは、FX口座の紹介をすることで、その紹介経由でFX口座を開設したり実際に取引を行ったりした人がいた場合に、紹介者へキックバックマネーが支払われる仕組みのことです。

デイトレやスキャルピングはスプレッドの影響が大きいので、その文脈で「スプレッドの小さいFX口座はこちらです!」と紹介している場合が多いです。その紹介から誰かしらが口座開設を行うことで、紹介者はお金を稼げるということですね。

ものによっては、口座開設ではなくFX取引量によってキックバックが貰えるようなアフィリエイトも存在します。その場合、取引量が大きくなりがちなデイトレやスキャルピングを行ってくれた方がキックバックが増えるので、できるだけ取引を行ってもらうために「デイトレやスキャルピングがおすすめです!」と謳っている可能性もあります。

アフィリエイトで稼ぐことを目的としてデイトレやスキャルピングを紹介している人は、本心でデイトレやスキャルピングをおすすめしているのではないかもしれないので、その点には要注意です。

(※もちろん、本心からデイトレやスキャルピングをおすすめしているトレーダーさんもいらっしゃるので、そこは見極めが必要ですね。)

 

まとめ

今回は、トレードスタイルの特徴とFX初心者におすすめのトレードスタイルを解説していきました。

  • 生活スタイルや性格によって向いているトレードスタイルが異なってくる!

  • 短期トレードほど、資金効率が良いがテクニカル分析が効かない可能性がある!

  • 長期トレードほど、監視が少なくて済むがファンダメンタルズ分析も重要になってくる!

  • FX初心者には、兼業トレーダーの生活スタイルとテクニカル分析の効きやすさから、「スイングトレード」がおすすめ!

これを参考に、ぜひご自身のトレードスタイルを見つめ直していただければと思います。


これからも、FXに関する情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

 

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